【富士宮やきそば】他と違う3つの特徴・おすすめ店舗について【静岡グルメ】
静岡県にある、富士宮市発祥のご当地グルメ「富士宮やきそば」。
食べたことはなくとも、一度くらいは耳にしたことのある名前ではないでしょうか。
ですが、「なんで有名なの?」「他と何が違うの?」と思っている方も多いと思います。
そこで今回は、富士宮やきそばの「他とは違う特徴」についてまとめましたので紹介します。
富士宮やきそば:3つの特徴
富士宮やきそばの特徴は大きく3つあります。
- 専用の麺を使用している
- 肉かすを使用している
- だし粉をふりかけて食べる
順番に見ていきます。
専用の麺を使用している
こちらは、富士宮やきそばとして使われている麺の中で特に有名で、「マルモ食品」という会社が販売しているやきそばの麺です。
赤い〇に「モ」のマークが目印です。
マルモやきそばは、通常のやきそばとは異なる製法で作られているため、麺の素材の味を逃がさず、かつ「コシ」のある麺が生まれるそうです。
そしてその「コシ」こそが、富士宮やきそばの1番の特徴です。
富士宮やきそばは、この「コシ」のある麺を使用することにより、他のやきそばよりも食べ応えが増し、食べた時に満足感を得られるというわけです。
一度この麺を食べたら、他のやきそばを食べられなくなってしまうくらいハマってしまいます。
肉かすを使用している
「肉かす」とは、簡単に言うと「豚の背脂」のことです。
細かく言うと、豚の背脂を油で揚げて、網でこした後に残ったものが「肉かす」の正体です。
これが、富士宮やきそばを作るうえでかかせない大事な具材となります。
肉かすには背脂の旨味が「ギュッ」っと詰まっていて、麺と一緒に炒めることで、肉かすから出る旨味が麺に絡んでやきそばの味を一段と引き上げてくれるのです。
また、食感は「カリッ」としたものや周りが「トロっ」としたものなどいろいろあり、良いアクセントになってくれます。
富士宮焼きそばの「クセになるおいしさの秘密は何か?」と聞かれたら「肉かすを使っているから」といっても過言ではないでしょう。
だし粉をふりかけて食べる
だし粉とは、サバやイワシの煮干しを粉末状にしたものに青のりなどを加えたもののことです。
静岡グルメとして有名な「静岡おでん」にも使われています。
※静岡おでんについては、こちらに詳しく書かれていますのでぜひご覧ください
だし粉をかけて食べると、やきそばに磯の風味がプラスされてよりおいしく感じます。
お店で食べる富士宮やきそばには基本的にかかっていますが、もしかしたらこの磯感は人によって好みが分かれるかもしれません。
実際に「かけた方がいい派」と「かけない方がいい派」の両方の方がいます。
煮干し系の味が好きな方は「絶対に好き」ですが、煮干し系の味が苦手な方は「かけずに食べる」のをおすすめします。
以上の3つが、他のやきそばとは違う、富士宮やきそばの特徴になります。
おすすめの店舗
富士宮やきそばを食べに来た時に迷うのが、どの店舗にするかです。
なぜなら、富士宮やきそばを提供しているお店は100店舗以上あるといわれているからです。
ですので、その中から特におすすめの店舗を3つに絞って紹介します。
それが、こちらの3つです
- 富士宮やきそばアンテナショップ
- うるおいてい本店
- 虹屋ミミ
順番に紹介していきます。
富士宮やきそばアンテナショップ
こちらは、静岡県富士宮市の「お宮横丁」にあるやきそば店です。
場所は、JR富士宮駅から徒歩10分くらいのところにあります。
店内は、富士宮やきそばが「B-1グランプリ」で金賞を受賞した時の表彰状などが飾られていて、老舗のような雰囲気があります。
そしてここがおすすめの理由は、「富士宮やきそば学会」の直営店だからです。
富士宮やきそば学会は、「富士宮やきそば」を広めるために活動している団体のことで、言わば富士宮やきそばのプロの方たちです。
その方たちの直営店となれば、味は間違いありません。
使用する具材はシンプルに「キャベツ」「肉かす」「ネギ」のみで、その上にだし粉がかかっています。
注文すると、素早く慣れた手つきでやきそばを作ってくれて、食べてみると「これぞ富士宮やきそば」という感じの味がします。
本物の富士宮やきそばの味を知れると思いますので、迷ったらここで食べるのが1番おすすめです。
うるおいてい本店
静岡県富士宮市「淀師(ヨドシ)」にあるやきそば店です。
場所は、JR西富士宮駅から徒歩20分くらいのところにあります。
店内は、鉄板焼き台がついたテーブルが並んでいて、
壁には「有名人のサイン」や「写真」などがたくさん飾れれてるため、人気のお店だというのが一目で分かります。
おすすめの理由は、うるおいていこだわりのやきそばがとにかく美味しいからです。
使用されている具材は、「肉かす」はもちろんのこと、「イカ」や「エビ」などの海産物や、「キャベツ」「にんじん」「豚肉」とかなり具沢山です。
やきそばを注文すると、店員さんが目の前で華麗な手さばきで焼いてくれます。
そして最後に鉄板の上に生卵を乗せて、それをやきそばで覆いかぶせると、中で半熟のトロっとした卵になり、それをやきそばと絡めてたべることでおいしさ倍増です。
また、やきそばに使用するソースはオリジナルの自家製ソースを使用しているそうで、ちょっと濃いめでほのかに甘味のある味となってます。
うるおいていのやきそばは数量限定のため、食べに行くなら早い時間に行くのをおすすめします。
虹屋ミミ
静岡県富士宮市「中央町」にあるやきそば店です。
場所は、JR富士宮駅の北口から徒歩5分くらいのところにあります。
席が8席ほどの小さめの店舗ですが、「富士宮やきそば鉄人グランプリ」というもので優勝したやきそば店となってます。
おすすめの理由は、テイクアウトができるようになっているからです。
「富士宮やきそばを食べに来たけど混んでて入れない」ということがないため、ここなら安心して来ることができます。
やきそばの種類はいくつかありますが、おすすめは「いかにくやきそば」です。
このやきそばが、鉄人グランプリで優勝したやきそばで、富士宮やきそばならではの麺の食感と、「イカ」と「豚肉」の旨味が合わさってておいしいです。
お店でもたべれますが、お家でゆっくり食べたい方におすすめの店舗だと思います。
以上がおすすめの3店舗となります。
まとめ
今回は、富士宮やきそばの特徴とおすすめ店舗についてまとめました。富士宮やきそばを食べたことのない方は、上記の3店舗から選んでみて下さい。
また、店舗は他にもまだまだたくさんありますので、自分のお気に入りの店舗を見つける旅をするのも楽しいんじゃないかと思います。
県外でなかなか食べに来ることが出来ない方でも、オンラインショップで気軽に購入できますので、
どんな味か気になる方はぜひ食べてみて下さい。