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【静岡茶】おすすめ有名ブランド4選・美味しいお茶入れ方のコツ

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お茶の生産量日本一を誇る静岡

 

そんな静岡で作られる「静岡茶」の味は、作られている地域や技法によって多種多様です。

 

甘味の強いものや、渋味のあるものなどブランドによってそれぞれ特徴があります。

 

そこで今回は、静岡の地域ごとにある「有名ブランド」についてまとめたので紹介します。

 

最後に美味しいお茶の入れ方もあるので、ぜひ最後までご覧ください。

 

お茶の豆知識

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お茶を造るうえでの豆知識として、実は「お茶は寒さにとても弱い」のです。

 

寒さは、お茶の生育の妨げになってしまいます。

 

ですので、高品質のお茶を多く造るのには、気候を含む様々な条件をクリアしていなければなりません。

 

その条件は、「平均気温が13度以上」あることだったり、「排水性の良い土壌」があることなどがあります。

 

そして、その条件を一番満たしているのが「静岡」というわけです。

 

静岡のお茶の生産量が多いのは、こういった理由となります。

 

有名ブランド

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「静岡茶」として販売されているものは、約20種類ほどあると言われています。

 

そして、その中でも特に有名な地域ブランドが4つあります。

 

それは、「本山茶」「掛川茶」「川根茶」「天竜茶」です。

 

それぞれの特徴を順番に紹介していきます。

本山茶

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本山茶は、とても「香り高いブランド茶」として有名です。

 

造られている場所は、静岡にある安倍川上流の山間地で、

 

そこは標高が高く、寒暖差もあるため霧が発生しやすい場所になります。

 

そして、その霧による被覆効果で、茶葉の葉肉が薄くなるのが「本山茶」の特徴です。

 

お茶を造る工程で「蒸す」というものがありますが、本山茶は葉肉が薄いため蒸す時間が短く済む「浅蒸し」製法というもので造られるのが主流です。

 

蒸す時間が短いほど香りの強いお茶になるため、この「蒸す」という工程がお茶の香りや味を決める上で1番大事な工程になります。

 

まとめると、「浅蒸し」で造られる本山茶は、上品で口当たりがよく、山の爽やかでシャープな香りのあるお茶ということになります。

掛川茶

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掛川茶は、「コク」と「まろやかさ」が強いブランド茶として有名です。

 

造られている場所は、静岡の掛川市で、掛川は、お茶の生育に関して静岡の中でも特に恵まれた環境にあるのが特徴です。

 

掛川茶は本来、「苦味」と「渋味」が強いお茶なのですが、

 

その「苦味」と「渋味」を和らげるために、蒸し時間を長くする「特蒸し(深蒸し)」製法というもので造るのが主流です。

 

また、通常の蒸し時間が「30秒~40秒」なのに対し、特蒸し製法は3倍の「100秒~150秒」かかり、蒸し時間が長いことで茶葉の形が細かい粒子状になるのが特徴です。

 

そのため、お茶の微粒子が多い「掛川茶」は、他のお茶より「ガン予防効果」が高いと言われています。

川根茶

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川根茶は、「旨味」が強く「味の濃い」ブランド茶として有名です。

 

造られている場所は、静岡にある大井川上流の山間地で、

 

本山茶同様に山間地のため、寒暖差により霧が発生しやすい場所になります。

 

そして、その霧により日光が遮られた茶樹は養分を蓄えやすく、「苦味」や「渋味」が控えめになったり、味の濃いお茶になるのが「川根茶」の特徴です。

 

また、日本初の天皇杯を受賞したりするなど、高級なブランド茶としても知られています。

 

造り方は「浅蒸し」製法で、鮮度を感じるふくよかな香りがあります。

 

まとめると、「川根茶」は浅蒸しによりお茶の色は薄いですが、しっかりとした味があり、旨味の強いブランド茶ということになります。

天竜茶

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天竜茶は「芳醇な香り」と、出汁のような「強い旨味」があるブランド茶として有名です。

また、「旨味」の他に「苦味」や「渋味」のバランスが丁度良く、最高級なブランド茶としても知られています。

 

造られている場所は、静岡にある天竜川流域の山間地で、朝晩の寒暖差により霧が発生しやすい場所になります。

 

そして、その霧により茶葉がやわらかく育つため「浅蒸し」製法でつくられるのが主流です。

 

浅蒸し製法により造られた茶葉を抽出すると、「澄んだ黄緑色のお茶」になり一見薄そうに見えますが、実際に飲んでみるとしっかりとした天竜茶の風味が口の中に広がります。

 

まとめると、「天竜茶」は香りもよく、強い旨味とその他のバランスがとても良い最高級のブランド茶ということになります。

 

ちなみに、さらに厳選された天竜茶は、1本30万円する「King of Green MASA Super Premium」というボトリングティーの原料としても使われているそうです。

 

美味しいお茶の入れ方

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お茶は、お湯の温度によって成分の出方が変わってきます。

 

お湯の温度が高いとお茶の渋み成分の「カテキン」が多く出てしまうため注意が必要です。

 

ですので、お茶の味を最大限引き出すためにも、お湯の温度や茶葉の量などに気を使いながら入れる方法を身につけましょう。

 

では、手順を順番に紹介します。

 

用意するもの
  • お好きな茶葉
  • 急須
  • お茶碗
  • お湯
  • 湯冷まし器

※茶葉(1人:2g~3g。スプーン1杯分)

 お湯(茶葉1gに対し:30ml。)

 湯冷まし器(あると便利です。)

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茶葉を急須に入れる(しっかりと計って入れるのがコツです)

 

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次に「お茶碗」にお湯を注ぎ、少し待ってお湯の温度を下げます(お湯が熱すぎると苦味成分が出てしまうためです)

 

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お茶碗のお湯を「湯冷まし器」に移しさらに温度を下げます(70度~80度くらいにするのが適温です)

※「湯冷まし器」がない場合は、手順2で待つ時間を長くするといいと思います。

 

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湯冷まし器のお湯を茶葉の入った急須に注ぎます

 

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蓋をせず「1分程」待ちます(茶葉が開いてくるのがわかるようにするためです)

 

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「1分程」たったら急須に蓋をして、お茶碗にお茶を注ぎます(最後の一滴まで注ぎきることがコツです)



完成です。

 

以上が、美味しいお茶の入れ方のコツです。

 

まとめ

今回は、静岡茶の有名ブランドと美味しいお茶の入れ方についてまとめました。

 

お茶は入れ方によって、より美味しく感じられますので、多少面倒くさいかもしれませんが、ぜひ一度試してみて下さい。

 

また、お茶は健康にも良い飲み物ですし、何より甘い食べ物とよく合います。ですのでお茶好きの方は茶菓子と一緒に、ぜひ静岡茶を飲んでみて下さい。

 

 

 

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